ウリヤノフスク級原子力空母(ウリヤノフスクげんしりょくくうぼ)は、ソビエト連邦海軍(旧ソ連海軍)が開発・建造していた原子力空母の艦級。旧ソ連海軍での正式名は 1143.7型重航空巡洋艦(ロシア語: Тяжёлые авианесу́щие крейсера́ прое́кта 1143.7)、計画名は「オリョール」(露: «Орёл»)。 ソビエト連邦の崩壊後、建造途上の状態でウクライナの所有物となったが、完成せずに解体された。本型は、完成していればSu-33やMiG-29K艦上戦闘機、Yak-44E艦上早期警戒機など70機以上を搭載する、満載排水量7万9,758tというソ連最大の航空母艦になるはずであった。「ウリヤノフスク」は実際に起工されながら未完成に終わった、いわゆる「未成艦」の中では、現在までの所、世界最大の軍艦である。(「計画のみ」であれば、より大型の艦も存在する。) 概要[編集