静岡県の新東名高速道路で12日、84歳の男性が運転する軽乗用車が約18キロにわたって下り線を逆走する騒ぎがあった。事故が起きたり、男性がけがをしたりすることはなかった。 県警高速隊によると、午前11時50分ごろ、新清水インターチェンジ(静岡市清水区)付近を走っていた車の運転手から「逆走している車を見た」と110番通報があった。パトカー6台で探したところ、同インターから約18キロ離れた同県富士市内の下り線を時速70〜80キロで逆走する軽自動車を発見。停止させたという。 高速隊の調べでは、運転していたのは同市に住む保険代理業の男性。新東名とつながっている西富士道路を走っているうちに、間違えて新東名に入ったことに気付き、同インター料金所の手前でUターンして逆走を始めたらしい。男性に逆走しているとの認識はなかったという。4月14日の新東名開通後、逆走は初めて。