日本生まれのプログラミング言語「Ruby(ルビー)」が、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)の国際規格として認められた。広く使われている「C言語」や「COBOL(コボル)」などと同列になり、大企業や政府などのプログラムに採用される機会が広がるという。 Rubyは松江市のプログラマーまつもとゆきひろ(本名・松本行弘)さんが1993年に考案。プログラムを作る際、複雑な命令をほかの言語より簡潔に表現できるのが特徴で、米クラウド大手のセールスフォース・ドットコムが採用するなど世界に広がりつつある。 独立行政法人の情報処理推進機構は08年から、Rubyを国際規格にする働きかけを続けてきた。同機構は「4年での承認はかなり早い。現実に利用が広がっていることが評価されたのでは」としている。