安倍ニッポン外交が、正念場に立たされている。 「安倍晋三首相とプーチン大統領は昨年4回、今年に入ってからも2月8日に5回目の首脳会談を実施しました。日露関係は、史上初と言ってもいいぐらいの良好関係にあります」(外務省関係者) それがここにきて、プーチン率いるロシアが、1万人以上ともいう兵士を大量投入、クリミア半島へ爆走進撃――猛侵攻である。 「この武力による領土拡張に、欧米諸国は"明確な国連憲章違反"と一斉反発。欧米諸国は、ロシアが兵を引かなければ揃って対露制裁に動くと厳重抗議しており、一触即発です」(前同) "世界の警察"アメリカのオバマ大統領は、〈もし、ロシアが今のような行動を続けるなら、われわれは、経済的にも、外交的にも、ロシアを孤立させる措置を検討する〉と、"憤怒の火炎放射"を浴びせかけた。 「EU(欧州連合)も米国と足並みを揃え、ロシア政府関係者へ資産凍結や渡航禁止制裁