福井県知事は、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触を通知する「接触確認アプリ」が感染拡大の「第1波」の時期に導入されていた場合、「感染事例のうち2~3割が発生を防げた可能性がある」との検証結果を報告した。 新型コロナウイルス感染者との濃厚接触を通知する政府主導のスマートフォン用「接触確認アプリ」(通称COCOA=ココア)。西村康稔経済再生担当相は8月4日、ダウンロードが1000万件に達したと明らかにしたが、普及が進まないのが課題となっている。そうした中、感染拡大の「第1波」の時期に接触確認アプリが導入されていた場合、「感染事例のうち2~3割が発生を防げた可能性がある」との検証結果が報告された。 発症日、接触日を当てはめ 検証を行ったのは福井県。同県では3~4月、新型コロナウイルス感染者が122人にのぼっており、これを「第1波」と捉えて感染状況を検証したところ、接触確認アプリが導入されていた