東海テレビ放送(名古屋市)は30日、岩手県産米のプレゼント当選者を「セシウムさん」などとするテロップを表示した問題に関する検証特別番組を放送し、テロップを作成した50代の男性外部スタッフが所属会社を懲戒解雇されたことを明らかにした。 再発防止に向け、第三者の有識者らによる「再生委員会」を設置。社員らの教育を徹底し、経営計画も見直す。岩手県産米の消費拡大や、岩手の魅力を紹介する番組制作にも取り組むとした。 特別番組では番組関係者への聞き取りで、テロップを作成したスタッフも登場し「本当に思い付き。ちょっとした悪ふざけ」「何かしてやろうという気持ちはなかった」と答えた。スタッフの顔は出さなかった。 放送前日にテロップに気付いた若手の女性タイムキーパーは「やめてください」と求めたが、スタッフは「はいはい」と応じたと証言。スタッフは「すぐに直してくださいと言われた認識はなかった」と話した。 タイムキ