日本の著作権法は、アメリカ以外の多くの国と同様に、著作権の行使が制限される範囲を個別に定めており、ウィキペディア日本語版では個別に定められた範囲外で著作権のある画像を使用することが禁止されている。このため、英語版ウィキペディアでは、包括的にフェアユースを認める米国法に基づいて画像が使われているのに、日本語版には一切ないという現象がよくみられる。 言語版毎のIP利用者(青)とログイン利用者(赤)の編集回数の比率。日本語版は(ja)。2007年12月調べ。 日本語版の大きな特徴の一つは、編集をする利用者のうち登録せずにいる利用者の比率が高いことである[4]。2007年12月時点で、編集回数の約40%はログインしない利用者(IPユーザー)によるものであり、これは主要10言語のウィキペディアのうちで最も高い割合となった(右グラフ参照)。2010年にはIPユーザーの比率が5割近くとなっている[5]。