WHOトップに厳重抗議 「個人攻撃」と名指しされ―台湾 2020年04月09日17時43分 【台北時事】世界保健機関(WHO)トップのテドロス事務局長が8日の記者会見で、「台湾から(ネットで)差別的な個人攻撃を受けている」と発言したことについて、台湾外交部(外務省)は9日、「いわれのない主張だ」として厳重に抗議し、謝罪を求める声明を発表した。 コロナの「政治化」やめよとWHOトップ 米大統領、即座に反発 新型コロナウイルスの感染が世界で拡大し、WHOの対応に国際的な批判が集まる中、テドロス氏は台湾をことさらに名指しした格好。中国の圧力でWHOから排除され、新型コロナ対策でも事実上、蚊帳の外に置かれている台湾側は、これに強く反発している。 エチオピア出身の事務局長は記者会見で、ネット上で自身を中傷しているのは、台湾の個人だけでなく、「外交部長(外相)も同じだ」と指摘。官民一体の取り組みとの見