安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件は、真相解明の舞台が法廷に移ることになった。13日に殺人罪などで起訴された山上徹也容疑者(42)は母親(70)が献金を重ねた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みを募らせ、SNSに不遇な人生への嘆きを書き込んでいた。法廷で何を語るのか。 真の目的は? 送検される際の山上徹也容疑者(昨年7月10日、奈良西署で) 奈良地検の山崎英司次席検事は13日夕、30分にわたって報道陣の取材に応じた。記者から山上容疑者が起訴事実を認めているかどうかや、動機などについて質問が相次いだが、山崎次席検事は公判や捜査への影響を理由に「回答を差し控える」と20回以上繰り返した。 地検は、山上容疑者の刑事責任能力を調べるため、半年近く鑑定留置を実施した。山崎次席検事は、責任能力についても「あると判断した」と述べるにとどめ、その程度や根拠については説明しなかった。 公判は、一
![不遇な人生嘆き「本来の敵ではない」安倍氏に凶弾…真相解明の舞台、法廷へ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2229bd1db1ba8116debe30961578b4a258eea3f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fmedia%2F2023%2F01%2F20230114-OYT1I50032-1.jpg%3Ftype%3Dogp)