醸造学は微生物のもつ機能を活用して、食品の世界をはじめ、人々に豊かで安全な生活を提供してきたクリエイティブな学問です。温暖湿潤なわが国において古来より発達したものづくりの伝統に親しみ、その原理をひもとき、さらに優れた技術として発展させることをめざします。ゲノム情報を自在に扱える現代において、微生物のもつ発酵と醸造の力を遺伝子レベルから掘り起こして、社会の色々な局面で役に立つ技術をクリエイトしていきます。 醸造科学科では、微生物の力を利用した醸造の伝統技術に、最先端のバイオサイエンスを加えた幅広い教育と研究を行います。そして、その専門知識・技術を応用して、食料・環境・エネルギー問題の改善・解決に参加できる総合力を身に着けてもらうことをめざします。 学びのスタートは有機化学、生化学、微生物学から 醸造科学科では醸造に関連する幅広い知識を学ぶため、微生物の総合的な知識や取扱い法・機能解析を習得す