世の中には「常識的には反するが、真実だ」ということがあります。「日本の財政再建は終わってる」というのは、その典型例ですね。 誰もが「日本の財政は危機だ。GDPの200%以上も借金あるなんて終戦間際の頃と同じだ」と聞かされてきました。「だから消費増税が必要」となるわけですが、これがとんでもないフェイク。 財界のお偉方も、大新聞も、国会議員の多くもこのフェイクを信じて止みません。マインドコントロールというのは恐ろしいもので、一旦刷り込まれてしまうとなかなか呪文が解けなくなってしまう。これを象徴の操作と言います。 バランスシート(BS)のわかる方なら、借金の反対側はフローのGDPではなく、資産があることに気づくはず。財務省が公開している国家財政BSでは、一般会計・特別会計・独立行政法人など連結した負債合計は約1450兆円。 一方、資産合計は約1000兆円。日本政府は、アメリカ連邦政府よりもはるか