長引く不況により、企業は財布のひもをきつく縛っている。多くの支出が削られているが、最も影響が出ている分野が広告宣伝費だろう。電通の2009年4~6月期連結売上高は、前年同期比18.2%減の3811億円と大きく落ち込んだ。 こんな状況でもグーグルは堅調だ。10月15日に発表した2009年7~9月決算では、売上高が前年同期比7%増の59億4500万ドル(約5350億円)、純利益が同27%増の16億3900万ドル(約1480億円)で、ともに過去最高を更新した。 グーグルの売上高に占める広告の比率は97%。業態が異なるため、電通などと単純に比較するのは難しい。しかし今や、グーグルは「世界最大の広告会社」になったとも言われる。 日経ビジネス10月19日号特集「グーグル包囲網」の連動インタビュー第5回のテーマはネット広告。グーグルでグローバルオンラインセールスおよびオペレーション担当副社長を務めるデビ
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