プラットフォーマーというと、日本では、ビジネスモデルとして取り上げられるプラットフォーム戦略的な話が多いが、ここでのプラットフォーマー/プラットフォームはもっとプリミティブな意味合いだ。 渡邊氏がまず指摘するのは、多様性がさまざまな形で露出するようになったのが現代であり、インターネットというインフラはそれを増幅している。問題は「それをどう許容するか」だという。 「1つに、インターネットやSNSによって、非常に個人というものが露出する時代になったということがあります。もともと世界は多様なんですが、その多様性が露出してきたという時代なのかなと思います。SNSの影響で個人が露出という話は、これはある意味でインターネットが許容した人類の新しい希望というようにとらえることもできるんじゃないかと思っています。 すると、どういうことが起きるかというと、個人の趣味嗜好のレベルにおいてもおそらく多様性を大事