ネット上のコンテンツは無料になる、といわれる。もちろん簡単に手に入るようなコンテンツ、希少性のないコンテンツを有料化することはできないだろう。だがほかで手に入らないような良質なコンテンツに対しては、ユーザーは料金を支払うようになる。こう主張してきたのだが、多くの人は「ほんまかいな」と首を傾げる。納得してもらったと感じたことがない。しかし、ようやくここにきて有料コンテンツが成立する時代が見え始めてきた。 ▼グーグル締め出しの可能性は、十分にある。 世界のメディア王、ルパート・マードック氏が、同氏率いるニューズ・コーポレーション傘下の新聞社、テレビ局のコンテンツの有料化を目指し、同社グループのニュースサイトからグーグルを締め出す可能性を示唆して話題になっている。 グーグルは、自動的にネット上を巡回する「クローラー」と呼ばれるプログラムを使ってネット上の膨大な情報を区分けしているのだが、ウェブサ