品薄で入手困難となっている軟骨ソーキ。在庫がなくなり頭を抱える沖縄そば店=12日、那覇市内 ソーキそば 沖縄そばの具材として人気が高い軟骨ソーキが品薄だ。約半年前から県内への入荷量減少が顕著になっていたが、コロナ禍の自粛が緩み外食する機会などが増えたことでここ数カ月で顕在化した。県内消費や観光が徐々に回復する中、沖縄そば店を中心に県内の飲食店は頭を悩ませている。 仕入れ業関係者によると、国外産が多い三枚肉やソーキ肉に比べ、軟骨ソーキは国産が主流。国内の養豚農家減少や2018年から感染が広がった豚熱が影響し、国内の飼養頭数が減ったことが入手困難の背景にある。 さらに県外の大手飲食チェーンやコンビニエンスストアなど小売りがメニューに軟骨ソーキを導入し始めたことも拍車を掛けた。流通量が減る中でコロナ禍で減っていた需要が戻り、精肉卸の関係者は「少ない供給量が目立つようになった」と分析した。 原材料