日本ハムの2軍春季キャンプでサングラスをかける斎藤佑樹。「ハンカチ王子」からのイメチェンで?魔王?となれ(写真:産経新聞) 多くのファンから応援された王子は、思うような結果が出ず、森の中をさまよっていた。久しぶりに街に出ると、オーラのある若者に出合った。時には打ち、時には守り、その限りなき才能に万人は拍手を送っていた。王子のポケットにはハンカチが入っていたが、汗をぬぐうには汚れすぎていた。ギュッと、ポケットの中で、王子はハンカチを握りしめた−。(村田雅裕) 落語のまくらと、ご承知願いたい。王子は「ハンカチ王子」こと、日本ハムの斎藤祐樹で「オーラのある若者」は二刀流の大谷翔平だ。 大谷は18日の広島戦で「5番・投手」で先発し、初の二刀流を披露した。その4日後の22日、右肩を痛めていた斉藤が2軍戦で今季初の実戦登板。2回を投げ、無失点とまずまずの結果を残した。 早実高のエースとして甲子園