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ブックマーク / somethingorange.net (8)

  • 愛しあうことをやめられないという地獄。 - Something Orange

    プラネテス(1) (モーニング KC) 作者: 幸村誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/20メディア: コミック購入: 19人 クリック: 453回この商品を含むブログ (435件) を見る 『プラネテス』を読み返したりしていますよ。いま『アフタヌーン』で『ヴィンランド・サガ』を連載中の幸村誠の未完のSF大作です。SFでありながら地球衛星軌道上でのデブリ(宇宙のごみ)拾いという地味なテーマを扱っているのですが、その深い思索性によって傑出した作品に仕上がっています。 でも物語的にはどう考えても未完に終わっていることが考えもの。これ、続編描かれないかな。描かれないだろうな。アニメ版は綺麗に終わっているもんな。 さて、この『プラネテス』の最終巻に収録され、強烈な印象をのこすのが「フィーのおいちゃん」のエピソードです。登場人物のひとりであるフィーの伯父ロイの話ですが、この伯父さん

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    kkk6 2011/03/08
  • 『あっかんべェ一休』。 - Something Orange

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    kkk6 2010/10/24
  • ふたりの天才棋士。 - Something Orange

    昭和最強といわれた棋士坂田栄男さんが亡くなったそうだ。享年90歳。ぼくは碁のことは全くわからないが、先日放映された藤沢秀行の特集番組でこの人のことは知っている。 坂田栄男。藤沢秀行。ふたりは、宿命のライバルといった関係性だったらしい。否、ライバルというより宿敵、あるいは天敵というべきか。 最近だと、盤上のライバルとはいっても、一旦碁盤を離れればいたって紳士的に付き合うというひとが多いのではないかと思うのだが(そうでもない?)、このふたりはその反対だった。 最後の無頼派と呼ばれた藤沢と、当時最強を謳われた坂田とはとにかく仲が悪く、盤上ではもちろん、盤を離れたときも壮絶な「激闘」を繰り広げたらしい。 くだんの番組に出てきたときの、短くも強烈な印象をのこす映像が忘れられない。ほかの棋士たちが、いくぶん苦笑しながらも絶大なる尊敬を込めて天才棋士「秀行先生」を語るのに対し、坂田は開口一番この台詞。

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    kkk6 2010/10/24
  • ナウシカの決断は正しかったのだろうか? - Something Orange

    昨日のラジオで『風の谷のナウシカ』の話をしたのですが、まあ、これも凄い漫画ですよね。全編通しておもしろいことは間違いないんですが、なかでもその深遠なる思想が開陳される最終巻の凄みは類を見ないでしょう。 風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」 作者: 宮崎駿出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2003/10/31メディア: コミック購入: 92人 クリック: 775回この商品を含むブログ (343件) を見る この巻で、様々な冒険のすえ世界の真実を知ったナウシカは、世界を影から支配する「墓所」にたどり着きます。この「墓所」は実は新人類の揺籃たるべく作られた聖地なのですが、ナウシカはその新人類の可能性を否定し、「墓所」を焼き払ってしまいます。 このとき、ナウシカと「墓所」の管理人とのあいだに繰り広げられるやり取りは漫画史にのこるものでしょう。 「娘よ、お前は再生への

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    kkk6 2010/05/24
  • うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange

    同人ゲーム『うみねこのなく頃に』をエピソード2までプレイした。おもしろい! いや、もう、おもしろいどころじゃないですよ。圧巻ですよ。感動ですよ。 エピソード1があまりにも退屈なので、それを終えるまでひと月以上かかっているのだが、エピソード2は数日で読み終えた。 あまりにも濃密な物語体験にグロッキーになってしまったので、エピソード3に手を出すのはもう少し先にしようかと思うが、とにかくこれはすごい。素晴らしい。傑作。名作。いや――そうでもないかな? 『うみねこ』という作品をまえにして思わされるのは、その評価のむずかしさである。一筋縄ではいかないその内容もあるのだが、それ以前に、ひとつの作品として粗が多すぎる。 まず、最前書いた通り、序盤が退屈。それはもう異常に退屈。事件のひとつも起こらない登場人物紹介が延々数時間にわたって続くのは、ある種、拷問である。 たしかに『ひぐらし』に比べればずっと良く

    うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange
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    kkk6 2009/11/07
  • チンパンジーの命は障害者の命より重いと唱えた学者がいる。 - Something Orange

    たまに自分の日記の過去ログを読んでみると、おもしろい。「何でこんなこと書いたんだろう」と首をひねる記事もある一方、興味深い記事も見つかる。そのひとつが「動物の権利怖いよ、動物の権利」。 「動物の権利(アニマル・ライツ)」を掲げるある団体のQ&Aを取り上げているのだが、これ、実はぼくの意図が全く伝わらずに終わってしまった記事なのだった。 ぼくとしては「動物の権利」そのものを攻撃するつもりはなく、ただこの団体の主張だけがおかしい、というつもりだったのだが、「動物の権利」を全否定する言辞として受け取られたようなのだ。 そして、「動物の権利」なんて妙なアイディアを振りまわす団体がいるぞ、というレベルで話は終わってしまった。しかし、実はもっとはるかに深く複雑な問題を抱える話なのである。 一方、古い記事なのでタイトルは付いていないが、「こげんた」という虐待の末、殺害された子について書いた記事もある。

    チンパンジーの命は障害者の命より重いと唱えた学者がいる。 - Something Orange
  • 萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange

    結構前から言われてるかもしれないけど、最近のオタクカルチャーの趣向というか指向性って、完全に「萌え」から「ネタ」に移った感じがする。といっても「萌え」が完全にいらなくなったってわけではなく、最低限の「萌え」要素とかシチュエーションがあって、そこからネタ的に転がしたりメタ視点からネタにしたりする物が増えたっつーか、話題にあがるのはそんなのばっかっという感じ。 もちろん未だに直球の「萌え」重視の作品もあるし、それが一定の支持を得ているけど、かつてほどの勢いは間違いなくないし作品数も少なくなったと思う。 「最近のオタクの半分はネタでできてると思うんだ」 そのことはぼくも感じていた。だから、オタク文化の象徴として「萌え」が取り上げられることには若干の違和感を感じている。 いま、一般メディアや「一般人」のあいだでは、「オタクといえば「萌え」」なのだろうし、オフラインのオタクメディア、たとえば『メカビ

    萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange
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    kkk6 2008/01/14
    いやいや。今こそ燃えが必要なのです。みんなで必殺技を叫び、熱いアニソンを熱傷するべきなのです。/熱唱ね。間違えた。
  • Something Orange - 著作権侵害は殺人と同じ、わけがない。

    あまりひとの批判ばかりしているとぼくの印象が悪くなるかもしれませんが、さすがにこの記事はないと思ったので言及しておきます。 違法コンテンツがアップロードされた場合、アップロード者、サイト運営者、ダウンロード者の3者全てに対して罰を与え賠償をさせることが最も有効だ。しかし、被害が甚大な場合、それでも賠償しきれないことがある。だから著作権の保護のためには重い刑事罰による抑止力を働かせるしかない。 (中略) また、依然としてアップロード者のリスクが小さい。アップロード者のリスクは逮捕されることと損害を賠償するはめになることだが、資産がなければ賠償はできない。しかし、アップロードされたデータは無限に拡散する可能性がある。一度アップロードしたらもう取り返しがつかないのだ。 これは殺人と同じだ。一度殺してしまったら取り返しがつかない。加害者が完全に賠償することはできない。死人は生き返らない。 取り返し

    Something Orange - 著作権侵害は殺人と同じ、わけがない。
    kkk6
    kkk6 2007/09/12
    うん。殺人と一緒にするのはどうかと思う。あとなんでもかんでも規制すると楽しくなくなるよ。これは僕は権利者側じゃないから言えることかもしれないけれどね。
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