新しい命を授かること、新しい命が誕生すること――本来なら未来や希望を感じ、社会全体が喜びを持って迎えるはずのかけがえのないワンシーンに今、「乳幼児虐待」「産後うつ」「孤育て」(孤独な子育て)という悲しい問題が横たわっています。私たちはこの問題を、家族、地域社会、そして社会全体で意識を共有し、しくみを整えることで改善できる課題と捉え、その予防や解消のためにアクションを起こすことを使命とした団体です。 ・虐待で命を落とす乳幼児で最も多いのは、生後わずか4か月までの赤ちゃんです。 ・母親となった女性のうち、約1~2割が産後うつにかかり、そのピークは産後1週間~2ヵ月です。 ・産後1年間で孤独や不安を感じている母親は約7割で、そのピークは産後4か月前後です。 上に掲げた3つの問題は、出産後から4ヵ月の間に集中しています。いずれも産後の早い時期にあらわれます。ならば、これらの問題を予防・解消するため