結論。掛け算記号「×」の定義は国際標準に決められているので、文科省だろうと先生だろうとお役人だろうと、ましてや有名な塾の先生だろうと大学の教授だろうと、勝手に独自解釈をしてはいけないのです。 例えば負の値の掛け算って、直感的にはわかりにくいですよね。りんご12個入った箱が4箱なら12×4な気がするけど、12×(-4)ってどういう意味ですかね。箱がマイナス4個?Aさんは「小学生にはわかりにくいこの×の定義は良くないから負の掛け算はしてはいけないと」と記号「×」を再定義したとします。 Bさんは0の掛け算はわかりにくいから0を掛け算に使ってはいけないと×を再定義したとします。Cさんは...、Dさんは...。みんなそれぞれ違う定義をしてしまったら意思疎通ができないですよね。そこで「×」という記号はどういう意味なのかを国際協定(IEC60050 102-01-18)で定義してあるんです。(https