国際総合印刷機材展「IGAS」において、富士フイルムは広い展示スペースを割いて同社の商印・出版ソリューションを紹介していた。ワークフロー構築から環境対応、オンデマンド戦略までトータルにサポートする従来の「i-Vision」は、データプリント分野とパッケージ分野の新ソリューションを加えることで、新たな「i-Vision Wing」というコンセプトに生まれ変わった。 富士フイルムシンプルプロダクトでは、DTP編集とテンプレート組版によって、販促物やオリジナルの印刷物を簡単につくれるコンテンツ制作システム「Webオートレイシステム」(仮称)を出展していた。ネットワーク上に高品質な共有テンプレートを用途別に準備しておき、Webブラウザーを介して印刷物を手軽に制作できる。基になるテンプレートに対し、写真を差し替えたり、文字を編集したりすることで、誰でもプロレベルのクオリティで印刷物をつくれる点が特徴