7月4日の東京公演を皮切りに始まった志村けん一座の舞台『志村魂4』が、7月31日に名古屋の中日劇場にて千秋楽を迎えた。「志村魂」は、志村けんが中心となって2006年から毎年行われている舞台である。4回目となる今年は、ラサール石井が演出を担当し、テレビでおなじみのバカ殿コントやショートコントから、志村けんの津軽三味線生演奏に松竹新喜劇「人生双六」まで、3時間を超えるボリュームたっぷりの内容だった。 今の20代後半~40代くらいの世代の人たちは、子供時代にテレビでザ・ドリフターズや志村けんのコントを見て育ってきた人が多い。彼らは、小さい頃に『8時だョ!全員集合』『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』『志村けんのだいじょうぶだぁ』といった番組を毎週わくわくしながら見ていたという記憶を持っている。そのため、ドリフや志村の生み出す笑いは「子供向け」のものだったのだというふうに思い込んでいる人もいるの