広島がまさかの大勝に大困惑だ。17日の侍ジャパンとの強化試合(サンマリン宮崎)で7―0の圧勝劇。完封リレーと9安打7得点の完璧な試合運びに、野村監督は「あちらは合宿が始まって間もないということもあるが、今日はうちの選手を褒めてあげたい」とご満悦だった。 9回には鈴木将が内海からダメ押しの3ラン。ナインも自信をつけた様子で、先発の田中に対する印象も「ボールがあまり来ていなかった。まだまだという感じ」(ある選手)とバッサリ。投手陣も「緊張したけど何てことはなかった」と侍打線に拍子抜けだったという。 しかし、球団は大物OBである山本監督の初陣に土をつけてしまったことに複雑な思いだ。「客観的に見て戦力差は明らか。うちも本気だが、それでも代表が勝って勢い付くものだと思っていた。それがこんなに大差がついてしまって…。何か申し訳ない」(球団幹部)と恐縮しきり。また「3万人近くもお客さんが来ていたのにあん