僕は古いものが好きです。 古くなることで新しい価値が付加されるように思えるんですよね。(変な言い回しになってしまった) 神保町や高円寺で古本や小物を見て回るのがとても楽しいです。 地味な趣味だな(笑) mariostang.hatenablog.com そうやって見つけた本の感想です。 「ひとごろし」山本周五郎 物騒なタイトルですが、内容は平和的(?)です。 舞台は江戸時代。 人斬り浪人を捕まえないといけなくなった気弱な役人侍。 めちゃくちゃ弱虫なんですが命令なのでどうしてもやらざるを得ない。 しかも相手は相当な手練。 じゃあどうやって立ち向かうかというのがこの話の面白いところです。 切った張ったの血なまぐさい時代が嫌になってしまった現代人にこそ知ってほしいアイディアです。 とても暖かくて幸せな気分になれます。 ひとごろし (新潮文庫) 作者: 山本周五郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売