寝る前に言語学の本をぼけーと眺めていたら、突然、思いつきました。 起き上がって走り出したくなっちゃった。 さてさて、ひとまず冷静に。 人間の言語の特徴のひとつに、「恣意性」があります。 簡単にいってしまうと「もの≠言葉」ということですね。 この恣意性というのは、つまり、当初のご質問の ><言語を可能にするのは、言語が不可能であろうとするからである> ということにつながっていきます。 すでに#2で回答したことと重複しますが、もう一度整理して書くと、言葉は「もの」の実体を切り離し、その実体を消滅させることによって、言語として機能します。 すなわち、ブランショ流に言えば、言葉は、ものに「死」を与えることによって「可能で」ある。 つまり「言語(の機能)を可能にするのは、言語が(実体の可能性を)不可能であろうとするからである」とまとめることができます。 ところが、人間の言語には、「超越性」という特質