IoT(Internet of Things)の普及により、耳にする機会が増えたのが「クラウドセンシング」なる言葉だ。これは観測機器から得られたデータをクラウドに自動アップロードすることにより、従来よりも精度の高い加工や分析が行えるようになる技術である。 これまでは観測機器を広範囲に設置しようとしても、データを手動で回収して回らなくてはいけないため、地点を絞らざるを得ないという問題があった。その点、クラウドセンシングではデータがほぼリアルタイムに、かつ自動的にアップロードされるため、観測機器を増やすことが容易になり、その結果として回収できるデータ量もぐんと増える。クラウドセンシングにより加工や分析の精度が上がるからくりはこれだ。 今回紹介するウェザーニュースの超小型気象センサー「WxBeacon2」は、クラウドセンシングの実例となる製品だ。これを多くのユーザーに配布することで観測地点をメッ