まとめ。 技術者は技術的事項については社会的な責任を持つと自認すべきだよ。 でも独自の倫理に則り独断専行するような役割を期待されてはいないので自重すべきだよ。 放置するのは社会への裏切りだけど、独断専行するのも社会への裏切りだよ。 本件に関する個人的感想としては、以前からフォローしてたのにTLから消えてしまって悲しい。 参考 シャットダウン事件と発見者の責任 | 水無月ばけらのえび日記 http://bakera.jp/ebi/topic/4415 Togetter - 「巫女テスター(17歳)、欠陥システムをサーバーごとシャットダウンするに至った顛末とその後のお話」 http://togetter.com/li/135263 Togetter - 「巫女さんの引退宣言」 http://togetter.com/li/136949 専門家と倫理 ばけらさん曰く、 あえて語弊のある言い方をす
http://anond.hatelabo.jp/20170530044702 をよんだ。学部生が正直な感想を書いてくれて偉いな、と思う。 人工知能の隣接分野の助教を昔やっていたことがある人間だけど、研究倫理の授業はもちろん必要だと思う。そして、今は、たいていの大学で、大学教員は毎年研究倫理教育のミニテスト受けないと、最悪研究費執行を停止するかも、とおどかされる仕組みになっている。だから、例の炎上したところの先生も、ほぼ確実に、学内の研究倫理のミニテストや講習は受けているはず。 けれども、今回の件が研究倫理の授業・講習を受けていれば回避できたかというと、正直微妙だと思う。なぜなら、研究倫理教育の主眼は研究不正の抑止で、今回の炎上は明らかに研究不正とは関係ないから。特に、STAP細胞事件の後、どこでも研究倫理教育は研究不正に関する内容が多くなった。出典をしっかり書きなさい、も当然、その中に含
サッカーの朗報にたいして、生命科学ではよろしくないニュースが出てきています。 わがくにゲノム創薬の第一人者といわれている京大の薬学の元教授が逮捕されたとのことです。 逮捕の理由はたいへん芳しくないです。 わたくしは,ゲノム創薬の日本の第一人者は東大の中村祐輔教授だとずっと思っていたのですが、この分野はいろいろあって第一人者といわれるかたが自薦他薦でおられるのかもしれません。中村先生は日本のこの分野の体制はまったくなっていないと宣言して、米国に行ってしまいました。大変残念です。日本のこの分野の政府筋としても総責任者と聞いていたので、わたくしもそのニュースに接した時には目が点になったものです。中村先生はその前に朝日新聞とかなりひどく対立していたので、日本のこの分野にたいするきつさに嫌気がさしていたのかもしれません。詳しいことは分かりません。なおゲノム創薬とは、遺伝情報にもとづいての適合した薬を
2010年12月11日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Love hopelessly happy - 書評 - ハーモニー 早川書房木全様より献本御礼。 ハーモニー 伊藤計劃 ただし原著の方は普通に購入して読了している。 えう。 幸福とは、夢も希望も必要ない状態と定義はしうる。 それを一つの作品に仕上げるとどうなるか。 その幸福すら必要ないところに逝ってしまった著者最後の長編の意義がそこにある。 本作「ハーモニー」は、サイエンス・フィクションの形を借りた、幸福の最終解。 背表紙より 「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」—御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ消
植物状態の人と、今日も会う。 仕事で。 ナースでぇーす☆命救ってまぁーす☆ って昨日の合コンで言って、「実演!」なんつって脈を測るふりして手を握ったりして、 すごい楽しかったその翌日に、真顔でここにいて、本気で脈を測っている。 その脈はとても規則正しく、きれいに打っているけど、 目の前の人は、目も開けない。いや、たまに半目。なんの意識もない。 何も喋んない。何も食べない。自分で息すらできてない。 人工呼吸器の一定の吸気排気のリズムと、心電図モニターの音と、たくさんの点滴がぐるぐると彼を囲んでいる。 その人は、私の彼氏でもなければ、親御でもない。ただの一期一会。私はこの人を知らない。 ある日、玄関で倒れた。脳出血だったみたい。 1人暮らしで、家族はいなかった。地方から1人出てきて、兄弟からも絶縁されていた。 色々な機関をあたって、やっと連絡先を見つけて連絡を取った家族は 「いやぁ~あの~」を
以下が、TKC(ロースクール内の学生向けウェブ)の「授業内ディスカッション」のページにアップロードした文章です。 教授の名前と私の個人情報などはここでは伏字にしておきます。 【以下添付】 7月14日の授業での●●先生の発言について 本日、7月14日に行われた授業(検察官倫理)において、●●先生が発言された内容で気になった点がありますので、問題提起させていただきます。一つは●●先生への質問です。二つ目はこれと関連して、受講者である学生の皆さんへの問題提起です。長くなるので、章立てて論じます。 【●●先生への質問】 1.事実 先生は、ご自身の経歴を紹介される中で、今までの職務経験として、薬物事犯に関連した外国人犯罪の検察官取調べにおけるエピソードを紹介されました。その中で、中国人とイラン人の被疑者の多さに触れ、取調べの過程での彼らの対応を真似て紹介されました。 その内容は、「中国人は否認すると
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