東京電力福島第一原子力発電所の事故でメルトダウンが起きた3基のうち、これまでほとんど内部調査が行われていない3号機で、来月、宇宙から降り注ぐ素粒子を使って原子炉の内部を透視する調査が行われることになりました。 このうち、3号機について東京電力は、さまざまな物質を通り抜ける性質がある宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」を使って原子炉の内部をレントゲン写真のように透視する調査を来月行うことになり、今月中にも装置の設置を始める予定です。 国と東京電力は、ことし夏ごろにデブリの取り出し方法の方針を決めるとしていますが、3号機では内部調査がほとんど行われておらず、ミューオンによる調査に続き、ロボットなどによる調査も計画されています。 ことし、ロボットやカメラによる内部調査が行われた1号機と2号機では、いずれもデブリを確認するには至っていませんが、去年までに行われたミューオンによる調査で、1号機ではほ