堺市の全有権者情報がネット上に流出した問題で、市は8日、職員が勝手に情報を取り出せなくするため、住民情報を扱う部署のパソコン約1千台のUSB接続口をふさいだことを明らかにした。専用の鍵がないと外せないという。市の対応を検証する専門家委員会の会合で報告した。 市によると、個人情報を流出させた元職員(59)は、市のパソコンにUSBケーブルで外付けハードディスクを接続し、自宅に情報を持ち出した。市はさらに別の約600台については、専用のソフトでUSBを使えない設定にしたという。 次回15日の委員会後に提言をまとめ、2月末までに市長に報告する。(村上潤治)
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