イージーなパスミスを繰り返すなど、ブラジル戦の遠藤は、本調子とはほど遠かった 【Getty Images】 ホスト国・ブラジル代表のキックオフで始まった現地時間15日のFIFAコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)開幕戦。日本代表の攻撃を司るMF遠藤保仁が開始早々の2分、相手の攻守の要であるパウリーニョに激しいスライディングタックルをお見舞いした。日ごろ、感情を表に出さない彼がいきなり闘争心を前面に押し出すというのは実に珍しい。国際Aマッチ131試合という日本歴代最多キャップ数を誇る大ベテランも、サッカー王国とのアウエー戦に特別な思いを秘めていたのだろう。 ところがその1分後、ブラジルの若きエース・ネイマールの目の覚めるような一撃が決まり、日本は最悪の展開を余儀なくされる。「前半は我慢しながらやって失点せずにいこうと思っていたんで、立ち上がりの失点は非常に残念だった」と遠藤本人も少な