マイク・タイソン(1966年6月30日生)は、アメリカ合衆国の元プロボクサー。1980年代後半から1990年代にかけて大活躍し、ボクシング競技における最高のテクニックと、その表現のための最良なパワーを兼ね備えたスーパーチャンピオンとして黄金期を築き上げたボクサーである。 ニューヨークのスラム街で生まれ、非行を繰り返しながらもその才能を伝説のトレーナー、カス・ダマトに見出され、ついには世界タイトルを獲得していったタイソンは、まさにアメリカン・ドリームそのもの。 頂点にまで登り詰めたタイソンに待っていたのは転落への階段。離婚騒動、自殺未遂、交通事故、レイプ事件などを起こし投獄された末、1999年に復帰するも、2005年6月12日、無名のケビン・マクブライドを相手に戦うも、6ラウンド終了後棄権しTKO負け。試合後のリング上でのインタビューで 「もうこれ以上、ボクシングを侮辱したくない」 と、引退