平成初期のお話。 高校から徒歩15分位の場所にエロビを観れるラーメン屋があった。 店内は5、6席のカウンターとその向かいの座敷にテーブルが2卓。 表の店内には14インチのブラウン管が置いてあるだけで普通の民放やNHKが流れていた。 そこから調理場の入口とトイレを挟んだ奥の通路を進んだ途中に3畳くらいの小上がりになった納戸みたいな部屋がある。 部屋には微妙に寸足らずなボロい畳の上に小さなちゃぶ台とテレビデオとエロビが数本置いてあった。 不在時はドアを廊下側に開けておき、使用中は閉める。 個室が使えるのはあくまでもドアが開いていた時限定なので、ドアが閉まっていたら待ったり途中で個室に移動するのはルール違反。 ドアが開いているのを確認したら必ずおやっさんかおばちゃんに「個室で」と言い「あいよ」「へい」みたいな返答を確認してから速やかに個室に入室する。 無言入室や返答を確認せず個室に行こうとするo