冒頭の画像はきょう(25日)午前10時の気象衛星の画像です。フィリピンの東の海上にはまとまった雲の白い塊が見られます。フィリピン近海では海面水温が高い状態が続いているため、今後この雲の塊がさらにまとまって台風にまで発達する可能性があります。日本に影響を及ぼすことはありませんが、年末に台風が発生すれば、記録的な遅さとなりそうです。 1951年以降の統計で見ると、最も発生が遅い台風は2000年の台風23号で、12月30日の9時となっています。今後台風になれば、統計開始以来発生した1782個の台風のうち10本の指に入るほどの記録的な遅さとなるでしょう。 ◆発生日時が遅い台風 1.2000年 台風23号 12月30日9時 2.2014年 台風23号 12月28日21時 3.1952年 台風27号 12月28日9時 4.2001年 台風26号 12月27日9時 5.1975年 台風21号