前作が出たのは1998年5月1日のこと。それから12年後の2010年3月26日、2の序章である本作が発売されました。シナリオ容量は全体の2割程度と言われていて有料体験版とも揶揄されていますが、滅法面白い(その面白さに癖はありますが)ので躊躇っているなら購入をお薦めします。 初めに言っておきますと、買うなら初回限定版をお薦めします。書下ろし小説「雪が解け、そして雪が降るまで」を読むか読まないかで、作品の受け取り方が大きく変わってくるからです。2のclosing chapterが出る頃に本作をやろうとしてもこの限定版付属小説が手に入れやすいかどうか判らないですから、今のうちに手に入れといた方がいいんじゃないかと思います。1000円しか違いませんし。 さて、2のシナリオライタは丸戸史明氏。発表された時は大体の人が驚いていたと記憶しています。しかしホワイトアルバムの売りとなった三角関係と修羅場を思