旧満州へ侵攻した旧ソ連軍が、最終集結地点とした一帯。戦車や砲、物資を隠すための壕(ごう)が密集していた=2023年6月3日、モンゴル南東部、日蒙学術調査団提供 なにか昆虫の巣穴を思わせる長円形の穴の群れが、ドローンの空撮画像にとらえられていた。穴の径は約10メートル、数は約20キロ四方で数千にも及ぶ。戦車や砲、食糧などの物資を、敵の目から隠すための壕(ごう)の跡だ。 【ドローン空撮動画】町並みと軍事遺構が隣り合うエルデネツァガーン村=日蒙共同調査団提供 ここはモンゴル南東部の国境地帯。第2次大戦末期の1945年8月、旧満州国へ侵攻したソ連軍の最終集結地点だ。 2023年5月末~6月初頭、一帯を戦後初めて記者が訪れた。 同行した「日蒙学術調査団」(岡崎久弥団長)は、大戦の傷痕ともいえる一帯の軍事遺構を調べ続けている。 ソ連が満州攻略のため建設した巨大基地や軍用鉄道の存在を相次いで明らかにした

