福島県の沿岸部を走る国道6号線は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、一部の区間で一般の車の通行止めが続いてきましたが、除染や復旧作業が終わり、15日午前0時から全線で通行できるようになりました。 福島県の沿岸部を走る国道6号線のうち、浪江町と富岡町の間のおよそ14キロの区間は、3年半前の原発事故の影響で立ち入りが制限された帰還困難区域を通るため、許可を受けた車以外は通行できませんでした。 この区間の除染や復旧作業が終わったことから、15日午前0時に通行止めは解除され、全線で一般の車の通行が可能になりました。 富岡町に設けられていた検問所では、午前0時が近づくと路上に置かれていた照明機具などが撤去されてバリケードが開けられ、車が次々と通っていきました。 ただ、帰還困難区域内の区間ではオートバイや自転車、それに歩行者の通行は認められず、車を途中で停車して外に出ることはできません。 国の