清秋の砌、色づく草花に心躍りつつも夜風が沁みる候、みなさまに於かれましては、いっそうのご健勝のこと、お慶び申し上げます。 さて、今回は「秋に捧げるレシピ」をご紹介します。 秋の味覚を楽しみつつ、古を尋ねる秋刀魚の一品 秋という季節は天地自然が、峻厳な冬に向けエネルギーを蓄える季節です。 多くの動物は身に冬をこすため脂を蓄え、植物は実に種を育むための脂質を蓄え他の季節にはない豊かな味に満ちています。 また、春のように何かが始まり忙しいわけでもなく、夏や冬のように過ごしにくくない落ち着いた季節なので、じっくり学問を深めたり、技芸を磨くのに良い季節です。 そのような季節に何を食すか? 野菜は茄子、南瓜も甘くなり、秋鮭や、戻り鰹は脂が乗って旨い。それらの味を素のまま楽しむのも良い。 また、食の技芸の研鑽するために、松茸や鰻、河豚など難しい食材に挑戦したり、学問として和食の起源を尋ね、米を蒸して炊く
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