id:xoinu:20090507,id:xoinu:20090509,id:xoinu:20090511,に続いて,いよいよオブジェクト指向の記述を実践してみようと思います。 オブジェクト指向とは何かについては,Wikipediaを引いておきます。ここでは特徴として ポリモフィズム (多態性、多相性) カプセル化 クラスの継承 が挙げられていますが,このうち,カプセル化はC言語でも普通にサポートされ,実践されている機能なので,C~では,多態と継承を実現することに焦点を当てます。言い換えると,C~の目的はC++の記述能力をシンプルなCで実現することです。 多くの人々が,C++をあたかもCの後継言語のように捉えられている背景には,言語そのものの機能ももさることながら,何より実行効率を意識した「実装」が優れているという点が大きいと思います。その思いから,C~では,通常はプログラマから隠蔽されて