そこで、自然の脅威にも備えられそうな実績ある長靴をリサーチしたところ、弘進ゴム(宮城県仙台市)の「シーラックスライト」というゴム長靴にたどり着いた。雪寒地にお住まいの人々を中心に10年近く愛され続けているという。 「1月の大雪の際は、北関東のホームセンターからも全体で1万足ほどのオーダーが入りました」と、同社シューズウェア統括本部・副本部長の近内章人さん。普段需要の低い関東地方でも、いざというときの頼れる存在になっている商品のようだ。 上野動物園の飼育員たちが履いていた! 同社は、ゴム・ビニール製品を製造販売している会社。身近なところでいうと、車のパワーステアリングホースや大手コンビニのコーヒーメーカーマシーンの中の管などを作っているのだが、中でも1935年(昭和10年)の創業以来、主力商品となっているのが長靴だ。 同社は、国内の専門業種向けの長靴(ゴム製・ビニール製)市場で35%とトップ