暮れも押し迫ってきたところなので今年を振り返ってみようと思い立ちました。そこで今日から「今年のシゴタノ本ベスト３」ということで、今年読んだ中で「仕事を楽しくする」うえで参考になった本（＝シゴタノ本）をご紹介していきます。 まずは第３位。 ７つのエントリで取り上げた『ロボット心理学』です。そもそもこの本を読むことになったきっかけは著者ののきばさん（やる気とグズの心理学）からトラックバックをいただいたこと。 さっそく読んでみたところ、抱えていた課題の１つに対するヒントが満載でした。その課題とは、やらなければいけない仕事があるのに思うにまかせずできない、というもの。この課題に取り組みながら考えたことは、その背景にある仕事の成熟過程。 ●そもそも仕事が楽しくないのはなぜか？ 仕事には３つの成熟過程があると考えています。 １．最初は右往左往の試行錯誤 ２．慣れてくるに従って、迷うことが少なくなりスピ

一昨日、昨日に引き続き、いよいよ第１位のご紹介です。 読み始めたら「ぐっ」と来て、半日の間に２回読み返してしまったくらい引き込まれた『仕事は楽しいかね？』です。 個人的には、本は１回通して読むことも珍しいくらいなので（多くは積ん読…）、それを半日で２回というのは間違いなく今年一番の“読書密度”だったと思います。この本を最初に紹介したエントリでも書きましたが、「仕事を楽しくする」を標榜していながら、なぜもっと早く取り上げなかったのだろう、と思います。 とはいえ、何事にもタイミングがあるもので、早すぎても遅すぎてもいけない。そんなわけで、前向きに（我田引水に）受け止めておきます。 ●問題を素早く解決するコツ この本には大きく分けて２つの“味わい”があります。それは、 １．コツ ２．コク です。コツはすぐに行動に移せて役に立つアイデアやヒント。コクは即効性はないものの、そのぶん時間をかけてじわり

昨日に引き続き、第２位のご紹介です。 「やるべきことを習慣にするコツ」というエントリで初めて取り上げた『パフォーマンス・マネジメント』です。この本は「がんばれ社長」で紹介されおり、その紹介の仕方が「そそる」ものだったため購入に至りました（感謝）。 シゴタノを始めて以来、改めて習慣の大切さを感じていました。それでも「自分で習慣化してきちんと継続できていることって実はあまり多くない」ということに薄々気づいており、結局のところ「習慣を作るのは簡単だが、続けるのが難しい」という月並みなところに落ち着いてしまっていました。もちろん、「何も生み出さない」習慣はやめるべきですが、続けるべき習慣を無理なく楽しく続ける、というテーマを掲げたとき、まさにぴったりの本が『パフォーマンス・マネジメント』です。 ●やるべきことを習慣にするコツ 仕事も含め毎日の活動の大部分は習慣化された行動で占められています。習慣化