浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Nov. 06, 2018, 05:00 AM ビジネス 50,882 2018年11月、北京の地下鉄駅近くに置かれたofoの自転車。近くの会社に勤める男性は「シェア自転車は1年前に比べて明らかに数が減っており、見かけてもモバイクばかりだ」と話した。 撮影:李華傑 2018年春、和歌山市と北九州市で事業を始めた中国シェア自転車大手のofoが10月末、わずか半年余りで日本から撤退した。 1年前には高速鉄道、モバイル決済、ネットショッピングと並び「中国新四大発明」ともてはやされたシェア自転車スタートアップ。その代表格である摩拝単車(モバイク)とofoは鳴り物入りで世界各地に進出したが、モバイクはメガベンチャーの完全子会社となり、ofoは母国で破産報道が信憑性をもって受け止められるなど、袋小路に陥っている。 11月4日、中国経済メデ