1995年に夕方から放映されていた「新世紀エヴァンゲリオン」が大ブレイクして、アニメ業界はにわかに活気づいた。アニメだけではなく「ガメラ」や「ウルトラマン」、「仮面ライダー」が復活し、日本の映像文化は新しいビジュアルセンスを貪欲に吸収していった。 小中千昭さんがシリーズ構成と全話の脚本を担当した「serial experiments lain」は、アニメ業界が活気に沸いていた1998年、深夜枠でひっそりと放映された異色のサイコサスペンスアニメだ。その「lain」が20周年を迎えて関連イベントが開催された今年、小中さんの胸には、どんな想いが去来したのだろう? 師走の西新宿で、お話をうかがった。 自分のためだけにつくりはじめた「lain」は、贅沢な作品だった ── 2018年7月に「serial experiments lain」(1998年)の20周年記念イベント“クラブサイベリア”が渋谷C
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