2006年12月14日のブックマーク (1件)

  • Internet Photo Magazine Japan:「挑戦する写真家中平卓馬」 小原真史

    1章[1]写真における表現 1972年、『なぜ、植物図鑑か 中平卓馬映像評論集』の冒頭の表題論文「なぜ、植物図鑑か」のなかで、中平は写真表現とは世界への人間の投影、つまり写真家である彼によりア・プリオリに捕獲された<イメージ>であり、それを徹底的に排除していくべきだと語っていた。写真による表現というのは、世界はこうあらねばならないという彼の思い込みであって、情緒化による世界の私物化、歪曲であり、そのことが世界をあるがままに見つめることを妨げ、それどころか世界から眼を閉ざすことになるのだという。 表現するとは、とりわけ写真という方法を用いて表現するとは結局いかなることなのだろうか。それはむろんのこと私の像の表出や、外化ではない。それこそ写真の最も不得手とするところのものだ。またそのような像の外化、表出が言葉の正しい意味での世界と私との出会いを妨げることをすでにわれわれは知っている。写真を撮る

    knitting
    knitting 2006/12/14
    中平卓馬