社説 「抑止力」は方便/政治音痴の素人首相 政治不信と混迷を増幅2011年2月14日 Tweet 政治音痴の素人政治家に、国政を委ね、安保・外交政策を左右されることの怖さに、身震いした。 全てが浅はかな思い付きと行き当たりばったりの政権公約、理念と信念なき政策運営だったことが、あらためて明らかになった。 鳩山由紀夫前首相が、本紙などのインタビューに答え、明らかにした普天間撤去・移設問題の“真相”のことだ。 政治家の言葉の軽さ、政党の約束の無意味さ。そして、この国を動かす主体は首相や閣僚、政治家ではなく「官僚」であることを、前首相は明確に証言した。 万死に値する大罪 この国の民主主義の底の薄さ、基盤の危うさを知った今、国民は日本を真の民主主義国家とするために早急に政治・行政改革に取り組む必要がある。 鳩山民主党代表が普天間問題で、普天間飛行場の移設先は「国外、最低でも県外」と公約