■佐藤寿人のチャントを継承した武藤 10月22日J1第30節仙台-川崎戦の試合前。仙台サポーターから懐かしいチャントが聞こえてきた。2003〜04年仙台に在籍し、エースストライカーとして活躍した現広島FW佐藤寿人のチャントである。かつての「寿人アレー、寿人アレー…」というチャントと同じ節で歌われたのは「武藤アレー、武藤アレー…」というチャントだった。佐藤寿人のチャントが大卒新人ストライカー武藤雄樹に受け継がれたのだ。武藤が仙台のサポーターに認められた証しである。 前回のコラムでも書いた通り、武藤は9月17日第26節新潟戦でリーグ戦デビューを果たした。その3週間後の10月8日天皇杯2回戦ソニー仙台戦では0-0の状況で途中出場すると、先制点となったPKを獲得した場面で倒されたFW中島裕希にラストパスを送った。同点とされた後の延長戦後半、武藤は自らドリブルでペナルティエリアに侵入し、相手DFに倒
30日、東京競馬場で行われた天皇賞・秋(3歳以上、GI・芝2000m)は、ピンナ騎手騎乗の7番人気トーセンジョーダンが2番人気ダークシャドウに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分56秒1(良)の日本レコード。さらに1/2馬身差の3着に6番人気ペルーサが入り、1番人気ブエナビスタは4着に敗れた。 【勝ち馬プロフィール】 ◆トーセンジョーダン(牡5) 父:ジャングルポケット 母:エヴリウィスパー 母父:ノーザンテースト 半兄:ダークメッセージ(08年日経新春杯-GII2着など) 厩舎:栗東・池江泰寿 成績:16戦9勝 【勝利騎手インタビュー】 −日本の天皇賞を制した感想を このような伝統的なGIを勝てたことはとても光栄に思いますし、何より自分にとって、最初に勝てたのが天皇賞だということは非常に大きなことだと思います。 −宝塚記念で一度コンビを組んで、それを踏まえての今日のレースプラン
昨年の2着馬ペルーサが勝負に来た。芝コースで横山典を背にバンスタンウォルツ(3歳500万)を2馬身追走。直線で外へと持ち出して迫ると、グッとスピードを上げ、並ぶ間もなく僚馬を2馬身置き去りにした。ゴールまで闘志を高めながら併入するのが藤沢流だが、流儀を破っての豪快追い。ラスト1Fは11秒0をマークした。 「指示通りの調教。良かったんじゃないか」。横山典の笑顔もさえる。「春先は地震で馬もナーバスになり、状態的にも苦しい中で使っていた。今はテンションこそ多少高いが状態面での心配は皆無」と語った。天皇賞・春8着後は宝塚記念を見送って早々とオーバーホール。北海道でたっぷりと英気を養ったかいあって、栗毛の馬体は見た目に大きくなった。尻は迫力たっぷりに盛り上がり、胸前も力強く張る。まさに馬肥ゆる秋という体だ。 藤沢和師も胸を張って語る。「走りたくてたまらないという雰囲気で本当に元気がいい。3歳時とは全
「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京) 視界の先に世界が見えた‐。中団を進んだ7番人気のトーセンジョーダンが、日本レコード樹立のG1初制覇。歴戦のG1馬たちを押しのけ、鮮やかに秋の盾を制した。2着ダークシャドウ、3着ペルーサと4歳馬が意地を見せた。1番人気に支持されたブエナビスタは、直線の反応ひと息で4着に敗れた。 驚異の日本レコードで豪快な“ダンク”を決めた。5歳馬トーセンジョーダンが、G1初勝利で大金星を挙げた。 「ゴールイン、ゴールインと言いながら追っていた」。今年5月に初来日したピンナは、この日が短期免許の期限(2回目)が切れる最終日。自国イタリアでもG1で勝利したことがないイタリアンは、DVDの実況で覚えたという“ゴールイン”を叫びながら、初重賞勝利がG1という快挙を成し遂げた。「来日したときから、日本のG1を勝つのが夢だった」と喜びを爆発させた。 冷静な騎乗だった。「時
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