台風20号による高波で、夫婦円満を願う観光名所として知られる、三重県伊勢市にある「夫婦岩」の大小2つの岩の間にかかるしめ縄が切れました。 夫婦岩がある二見興玉神社によりますと、24日午前4時すぎに、2つの岩を結ぶ5本のしめ縄がすべて切れているのを神職が見つけました。 23日夜は、しめ縄のほとんどがつかるくらい潮位が高かったということで、神社では、台風20号による高波で切れてしまったとみています。 台風から一夜明けた24日、神社には多くの観光客が訪れましたが、夫婦円満の象徴である夫婦岩のしめ縄が切れているのに驚いていました。 茨城県から訪れた30代の女性は「台風のすごさを感じます。しめ縄がかかっている姿を見られず少し寂しいです」と話していました。二見興玉神社では近く、しめ縄を張り直す作業を行うことにしています。