5月30日に開催された第88回日本ダービーは福永祐一が手綱をとる4番人気のシャフリヤールが優勝を飾りました。福永にとっては18年ワグネリアン、20年コントレイルに次ぐダービー3勝目となりましたが、そこに至るまでには何度も“屈辱”を味わってきました。ダービー初優勝直後に語った偽らざる気持ちを再公開します(Web初公開:2019年2月9日) ついに壁を破った。誰よりも渇望し、もがき苦しみながら果敢に挑み続け、デビュー23年目、激闘の末に掴み取ったダービージョッキーという栄誉。新境地に達した41歳が、収穫の季節を迎えた己の競馬道を大いに語った。Number964号(2018年10月25日発売)の特集を全文掲載します! ◆ ◆ ◆ 先頭でゴールラインを切った時、天にも昇る気持ちって、こういうことなのかと思いました。ウイニングランでは気持ちも体もフワフワして、漫画の主人公のような感情の昂ぶりに、自分