憲法に規定されている国が保障すべき「最低限度の生活=ナショナルミニマム」について、具体的な指標を検討する「ナショナルミニマム研究会」が発足し、11日に開催された。残念ながら研究会は非公開で、どのような議論がなされたのかは漏れ聞こえることから推測するしかない。非公開の研究会のため新聞報道もほとんどなく、国民の関心は低いまま。 ナショナルミニマムを考えることは、国民生活がどうあればよいか、国がどこまで関わるべきかを考えることであり、この研究会の運営方法では、あまりにも旧来型。積極的に情報公開していかないと、研究会で出された結論を実行に移そうとしても国民の理解を得られないだろう。非公開にすることで委員が安心して自由に発言できるメリットはある一方で、この研究会の成果を用いて制度見直しの方向性を示せないなどのデメリットもある。議論した結果が報告書として取りまとめられたとしても、その後の制度・政策の見
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