週刊ダイヤモンド編集部 【09/02/07号】 2009年02月02日 正社員とハケンは共存か、対立か? 不況の労働市場に横たわる構造問題とは 「正社員になれない非正規労働者は自分に甘えている」「いや、正社員のほうこそ、既得権を手放さないじゃないか」 今週の特集は、そんな正社員とハケン(非正規社員)の“対立”をテーマにしました。 非正規労働者などの支援を目的とした「年越し派遣村」が年末年始のメディアを騒がせました。500人以上が入村し、200人以上の生活保護申請が認められ、多くが住居と職を得ることに成功したそうです。 しかし、「なんで貯金をしていなかったんだ」「それまでの人生で努力をしてこなかった結果だ」という批判、いわゆる自己責任論も聞こえてきます。 また、その後の新聞などで、職を失った非正規労働者向けに求人を行なったのにほとんど募集がなかったと報道され、「困っているならえり好