日本サッカー界に待望のプロリーグが産声をあげて、15日でちょうど20年になる。日本で言えばJリーグは成人式を迎え大人の仲間入りを果たしたことになる。 Jクラブ数はスタート時の10から今ではJ2を含めて40にまで増え、来シーズンからは10クラブ前後の規模によるJ3が新設されることもすでに決まっている。Jクラブが存在しない都道府県を探すほうが難しい時代は、遅かれ早かれやってくるだろう。 サッカーを含めたスポーツが不毛だった新潟という地域の活性化に大きく貢献したアルビレックス新潟に象徴されるように、Jリーグが謳う「百年構想」はしっかりと、確実に実践されてはいる。 チームとサポーターとの距離が近く、お年寄りや女性、そして子供たちが安心して、笑顔で試合を観戦できるというヨーロッパや南米ではお目にかかれない文化も定着して久しい。 一方でJクラブをピラミッドに例えた場合、裾野が広がっていても頂点に位置す