セブン&アイ・ホールディングスを率いる著者が、オリジナリティに満ちた経営理念を説いた新書が『売る力 心をつかむ仕事術』(鈴木敏文著、文春新書)。広報誌『四季報』で対談した秋元康、佐藤可士和、見城徹、牛窪恵、鎌田由美子、小菅正夫諸氏ら各界の著名人の言葉を引き合いに出しながら、セブン-イレブンをはじめとする事業を成功させてきた秘訣を明かしています。 特徴的なのは「周囲が反対することこそ成功する」、つまり人と違うことをするという意志が全編に貫かれている点。セブン-イレブンが同じ業界内で「10年先を行っている」と言われているということをどこかで読んだ記憶がありますが、本書に書かれていることは、そんなエピソードと見事に直結します。第1章「『新しいもの』は、どう生み出すのか?」から、印象深い箇所を引き出してみます。 提案して反対された13のプラン 「いままでにない新しいものを生み出そう」「新しいことに

